こどもと一緒に ひろがる暮らし
ものづくりと 暮らしをつくる 日々の日記
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ヨーガンレールとババグーリを探しにいく

ちょっと前の話ですが、
 「ヨーガンレールとババグーリを探しにいく」を読む。
久しぶりに本を読む。
3週間かけてやっと一冊。

夜中にこっそり10分。
昼間にゆっくり5分。
何でか毎日忙しい。
忙しい、忙しいと思うと、思う気持ちに追い立てられて、自ら忙しい方向へいってしまう。

そんな時間の積み重ねが重く感じ始めたとき、
3回、読みたいと思って、3回、また今度。とネットで購入を見送ったヨーガンレールの本を
偶然地元の書店で見つけました。

白地に、タイトルと著者。それと、

大切なもの、
美しいもの、
使えるもの

と、書いてあるだけのそっけない表紙。

書店の本棚にすっと収まってしまっていて、あらかじめ探してきた人にしか
見つからないような存在。
なのにパッと目に留まった時、ちょっと笑った。

今、読みたい。と思ったのでした。

そもそも”読んでみたい”と思ったきっかけは、数年前に雑誌”住む”に見開きで載っていたヨーガンレールのふろしきのページが強く印象に残っていたから。
こんなにきれいなものを作る人の目線ってどんななんだろうと思った。
藍の中に螺旋が描かれているもの。
螺旋の美しさにどきどきした。

パッと見て、ハッと惹かれるものって、やっぱり私の中の”ほんもの”なんだと思う。
どーやっても変えられない自分の中の”美しいもの”。”好きなもの”。
そんなものを作る人って一体誰?と気になった。
恥ずかしながら、それで、はじめてヨーガンレールを知ったのでした。

細くてしなやかな螺旋。
深すぎない藍の色。
ふろしきなのに四隅に紐が垂れていて、縛ったり、巻いたりできるかたち。

あのふろしきを見たときからずっと探していたヨーガンレールの視点を
少し、垣間見た気がしました。

手仕事のたいせつさ。
その繊細さや精密さ、ぬくもり、偶然から生まれるおかしさ。
よりもなによりも大切にしている事が
”地球の歩調に合わせる”こと。というぶれないスタンスが良いな、と思った。


大切なもの、美しいもの、使えるもの。


必要なものなんてもうこれ以上無いのかもしれない。
ただ、”作りたい”という欲求に勝てないだけで・・・。

ならば、せめて、いつも自分の中にある”ほんとうのもの”を
かたちとして生み出せる手でいたいな、と願うばかり。



ヨーガンレールとババグーリを探しにいく/ヨーガンレール 他共著/出版社 PHP研究所

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